Syndrome not to need


「じゃあ、俺たちも帰るぞ。」

父親は冷たい声で立ち上がった。

そして私とお母さんと父親と桐山くんは廊下に出て、瀬木くんのご両親は校長先生と話すため、校長室に残った。

「お母さん、久しぶりだね。」

「うん…。元気でやってる?」

「うん、私は元気だよ。お母さんは大丈夫?晶お兄ちゃんとか亜紀とか暁人も元気?おじいちゃんやお婆ちゃんも…。」

「うん、みんな元気よ。心配しなくても大丈夫。」

「そっか。」

私が笑うと、お母さんが頭を撫でてくれた。
あったかい手だなぁ…。

「おい、早くいくぞ。」

「あ、はい!…じゃあ、ね…。」

お母さんは辛そうに父親についていった。
< 19 / 19 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

呪われた神社と学校嫌いの女の子。
水夜/著

総文字数/1,399

恋愛(その他)3ページ

表紙を見る
私と遊び人と。
水夜/著

総文字数/5,193

恋愛(学園)10ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop