もう俺に溺れるしかない
「行ってらっしゃい」嬉しそうに見送る母
この空気を読んで欲しい


勿論 駅までは無言・・・
送っている意味あるのだろうか?



あと数歩で解放される・・・自然と顔がニヤけるが・・・・
駅には行かずショッピング街へ



「え?」



無言で歩き続ける晃さん 私は付いて行って良いの?
不安になりながら 後ろを付いて行く


1件のアクセサリー店に入った



ちょっと待って!私はどーしたら良いの?帰って良いの?




「奈々。」



入口から私を呼ぶ晃さん 来いって事か・・・
わかりにくい



中に入って見るとキラキラしたアクセサリー達 私がいつも行く所より高価そう



彼女にプレゼントだろうか



え?彼女居たの?
ま~ こんだけ顔が整ってるんだもん居てもおかしくない




晃さんが探している間 私も好みのを探す
でも ちょっと手に入らないな~
働き出してからじゃないと 私には高過ぎる




「どれが良い?」



いつの間にか隣に来ていた晃さん
私に聞く為に ここに私を連れて来たって事?
初めからそう言って欲しい



「彼女はどんな方ですか?」



なぜ 睨む?
だって どんな人か聞かないと選べないじゃない!



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