あなたと過ごした3年間

待ちに待った修学旅行!

はぁ……眠い……。









昨日、陸翔と夜電話してたから、寝不足気味。










「ちょ、夏美。大丈夫?」

「うん。バス乗ったら、少し寝ていい?」

「うん。分かった。いいよ。」










点呼が終了し、クラスごとにバスに乗りこむ。


























私は、窓側の3列目。
隣は、もちろん、百合。









「ホントに、大丈夫?顔色悪いよ?」

「へ、平気。少し寝れば、大丈夫だと
思う。」












そう、昨日、お父さんに説得した。

○○病院は、お父さんが院長で、お母さんも、副院長。


お父さんは、あっさり、OKしてくれたけど、お母さんは、陸翔が髪を染めていたことや、夜中ぶらぶら歩いているのを知っているから、NGを出している。

私は、頑張って、お母さんを説得しているけれど、お母さんは、うんともすんとも言わない。



頑張って、お母さんを説得しないと………














私は、最後の最後まで、陸翔といたい。
だからこそ、お母さんを説得しないと…。




お父さんにも、説得を手伝って、もらっている。

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