あなたと過ごした3年間
「旬真?
どうしたの?」

「な、なぁ、夏美は、知ってるか?」


「何が?」


「……繭さんと知世の関わりわかるか?」


「え?関わり……?」



「ああ。」

「……なんで、そんなこと聞くの?」

「……さっき、知世がいたんだ。」

「だから?」

「……その後に、繭さんが来たんだ。」

「…………。」

「………その時に、聞いたんだ。
繭さんと知世は………、」



その時に、夏美がうずくまった。




「っ………痛ぃ。」








ーガラガラ





「305号室の夏美さん、陣痛が始まったらしく、意識を失ったらしいです。」



陣痛………

翔が産まれるのか………

夏美………

頑張れ……


頑張るんだ!


























陣痛が始まって、2時間くらいたった。


まだ、赤ちゃんの泣き声は、聞こえない。













………夏美、頑張れ!























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