あなたと過ごした3年間
[旬真side]

「旬真君?もぉ、帰るのぉ?
もう少しぃ、遊ぼうよぉ。」


知世がいいよってくる。


げっ……、香水臭さ。

「……夏美待ってるし、オレ、帰るわ。」


「何よぉ。
知と、ヤってる時点でぇ、
不倫でしょぉ?
夏美ちゃんのぉ、ことだからぁ、もぉ、
出て行ってるんじゃなぁい?」

「………。」

「図星でしょぉ?
だからぁ、今いってもぉ、遅いのぉ。」


オレは、知世のコトバを無視して、ホテルを飛び出した。


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