あなたと過ごした3年間
「夏美!?」

「手紙、読んだ?」

「夏美……ごめんな。」

「………。」

「不倫なんて、許せないことしたけど、
オレは、夏美が好きなんだ!」

「………。」

「……仲直りしてくれるか?」

「……旬真さ、翔が家にきてから、
一回も、遊んだことないよね?
旬真は、いつもいつも、夜遅くに帰ってきて、すぐ寝る。
それに、帰りが遅くなるメールとかもしてこないし、いつも、旬真のご飯作っては、捨てるの繰り返し。
……休日だって、朝早くから、出かけてしまうし、翔が夜泣きした時も、黙らせろ。しか言わない。
もっと、父親らしいこと、してよ。」


確かに、そうだ。

知世とヤって、夜遅くに帰ってきて、イライラしてるから、夜泣きする翔にキレてしまう。

晩ご飯だって、夏美が作ったのに、捨てる……

休日は、知世とのデートだから、外してしまう。

よく考えたら、オレ、翔の相手を全然してない。



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