あなたと過ごした3年間
私と百合は、子供を夫に預け、
下流下りのプールに行った。



「百合と遊びいくの、久々だね。」

「うん。
お互いに子供が産まれたから、
あんまり会ってないしね。」

「………、百合、また、遊ぼーよ。」

「うん。」
 












下流下りのプールの順番待ちしてたら、
すぐに私達の番になった。







「行きますよ?」

係員さんに、言われ、2人用の浮き輪を軽く押した。

下流ってこともあり、流れやすかった。





「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!」

「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」


あっという間に、下までついた。

「あー。
楽しかった。」

「ここ、市民プールなんだよね?」

「うん。
旬真のおじいさんが経営しているの。
下流下りプールとか、子供が入れるプールとかも、全部、旬真が提案したの。
だから、下流下りプールとか、あるの。」






ホント、旬真は、すごい。

一回、嫌いになった相手。

なのに、惹かれてしまった。   




……なんでだろうね、旬真が嫌いなのに、好きになってしまった。










































 
 






< 349 / 395 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop