あなたと過ごした3年間
『    夏美へ
夏美、怖い思いさせてごめん。
俺が、夏美を姫に誘わなければ、……犯されることなんてなかった。
こんな、俺でごめん。
……俺は、夏美のために旬真を倒す。
幹部は、味方になんかつかないけれど、
俺は戦う。
夏美のためにではない。
俺自身のために。
夏美を姫にした償いのために
最後にお兄ちゃんらしいことしてやれなくて……ごめんな。
夏美。
俺の分も結香を母さんを大切にしてくれ。
今まで、夏美のお兄ちゃんをやらせてくれてありがとう。
        拓海』


























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