あたしをア・イ・シ・テ




「うッッッあ!?」


スイッチに手が届く前に、頭に何かで衝撃を与えられて倒れこむ。

鈍痛で頭がぐわん、とした。


「な、に?だれ…」

振り返ると、薄暗い中で浮かび上がる人影。

でも、頭がクラクラしているし涙でぼやけて誰かはわからない。


「邪魔」


その一言とともに降り下ろされたバットらしきものはあたしの頭に直撃し、あたしは意識を失った。


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