あたしをア・イ・シ・テ



満面の笑みの相沢に嫌悪感が募る。

なんでこの女、笑ってられるんだよ?


"浮気"って言葉、一回辞書で調べてきたらどうなんだ。


「俺は部活行くから」


相沢の腕を振りほどき、扉を開けて準備室を出る。


くそ…、あんな女に逆らえないなんて、情けなすぎる。

でもなにより大事なのは芽衣なんだ…

心の中で何度も芽衣に謝り、部室へと走った。


そして、相沢との日々は始まった―…



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