あたしをア・イ・シ・テ



「あ、なんで外す…」


え、あれ?
なにこの感触。

暗闇で何も、見えないけど唇に確かに柔らかいものが…


「…やっと大人しくなったか」


「…なにすんのよ」


やばい、不意討ちすぎる。

絶対顔真っ赤だよ。


「お前は隙がねぇからあんまできないしなー」

「だだだ、からって暗闇でしないでよ!ビックリした!」

「ふぅん?」


なぜか顔は見えないのに、唯翔が笑った気がした。

てか、なんで唯翔はあたしの口の位置がわかったの?

夜行性の動物なのか?見えるのか?

「もう一回するか?」

「しない!もう早く帰ろう怖い!」


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