あたしをア・イ・シ・テ



「なにが浮気してないよ…」


『芽衣先輩何か言いました?』


「いや、何も。情報ありがとね!」


『いえいえ、お役に立てたら嬉しいです!それじゃあまた!』


「ばいばい~」


ピロリン、と通話の切れたスマホの時間を見てハッと我に返った。


トイレに行くって行ってから20分も立ってる!


これは戻ったら有莉沙になに言われるか…。



「芽衣、超長かったね。もしかして、大きいほ…ぐぇっ」


「なにか言ったかな有莉沙」

「な、なにも~…」


にっこり笑って誤魔化し完了。


「お待たせしました~、カルボナーラとトマトクリームパスタです」


丁度よく料理が運ばれてきて、あたしたちはおいしいパスタを味わった。


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