今日も明日も。~sidestory~
「なぁ陽菜。」
「はい。」
「なに願ってたの?」
「え...ないしょです笑」
「だる...」
「先輩こそお願いしました?」
「ないしょです笑」
「えぇー!じゃあ私も教えません!」
「うざ...」
「教えてくださいよ~笑」
..........................................。
「零先輩...?」
「おぅ...」
「どーしましたー?」
「別に」
「私しつこかったですかね...ごめんなさい。」
「いや、そーじゃなくて...」
「ん?じゃあ...あ!お腹すきました?笑」
「それもある。」
「それもって...あとは?」
「陽菜って俺のどこが好きって聞かれたら何て答える?」
「え?急に...
えっと...全部...ですけど。
しいていうなら...うーん...
バスケしてるときすっごくかっこいいし、キャプテンとしてみんなをまとめてるのもすごいと思うし、誰よりも周りのこと考えてるとこもすごいと思うし、もぅ言いきれません!全部です!」
「そっか。」
「じゃあ零先輩は私のどこが好きって聞かれたらなんて答えますか?笑」
「......。」
「え...。ないんですか...」
ピロリンッ
「零。お前の気持ちに正直になれよ!?」
こいつタイミング良すぎだろ...
「おぅ。先帰ってろ笑」