意地悪なオジサマに、拾われちゃいました。
「ほんと、心臓に悪い…」



この4日間、
千尋はずっと京介に
ドキドキさせられっぱなしだ。


抱き枕と称して、
眠るときは
かならず千尋を抱きしめて眠ったり、

耳が弱いのを知ってて
わざと耳元でささやいてきたり。


それに千尋がムキになって
言い返しても、
さらりとかわして、
最後は自分の思いどおりにしてしまう。



(大人の余裕ってやつか)
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