未熟な恋



ある日、朝練が終わって玄関に向かう時、
あたしは同じ部活の子と話しながら歩いてたんだ。


するとゆいが、

「えり!木村おる!」

あたしはパッと顔を上げた。

そこにはゆいの言う通り、あいつの姿。

『本間やなあ。てヵ、歩くん早いしッ』

「早いなあ。うけるわあ。
朝会うん、初めてやなあ。」

『やなあ!』


そこで生まれた、不安。


(ゆいってあいつの事好きなんかなあ・・・?)


あたしは、友達に相談した。


みさきって言う子に。
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