マホがまだ魔法少女だった頃の話
マホは自分でも何を言っているんだ、と思った。そりゃあそうだ。確かに小さい頃、マホは魔法少女に憧れて夢で何度も不思議な世界を旅していた。
でもだからなんだ。
じゃあこれも夢なのか。
覚めればまた元に戻るのか。
マホは頬をつねる。
…痛い。
いろんなことが頭の中をグルグル回る。
昔、仲の良い友達にウソツキ扱いをされた。

…嫌な記憶。


彼女の言葉が頭の中で反芻する。

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