鬼姫伝説Ⅲ
なんだか、異世界にでも来たみたいだ。
頭が重い。
これは、夢?
「ほら、帰ってきたぞ!」
然くんが指差した先に快斗の姿を見つけた。
誰かと一緒みたい。
「快斗!」
「おお、由羅。目が覚めたんだな」
「うん。でも、一体どうなってんの・・・?」
なんだか、馴染んでる感じの快斗。
順応性高すぎない?
「なんか、タイムスリップしたみたいだな」
「・・・はあ!?」
「話を聞く限り、ここは戦国時代。で、鬼が生きてたらしい」
せ、戦国時代って!
マジ!?
歴史の授業でしか聞いたことのない戦国時代。
てか、タイムスリップなんてそんな事。