鬼姫伝説Ⅲ



私には、快斗がいてくれる。
怖いものなんてない。



「私も、ついていく!」

「・・・危険な時には隠れていること。わかったな」

「うん!」




鬼羅さんも、仕方なく折れてくれた。
何かできることがあるのなら。



私だって役に立ちたい。




私は、お母さんと鬼羅さんを会わせたいんだ。
鬼羅さんは、違うの?




「とにかく、あちこちに散らばっている鬼たちに伝達するのと、ここの後始末をして明日にはここを発とう」





こうして、私たちは言い伝えとして残るその秘島へ向かうことになった。





< 98 / 140 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop