鬼姫伝説Ⅲ
私には、快斗がいてくれる。
怖いものなんてない。
「私も、ついていく!」
「・・・危険な時には隠れていること。わかったな」
「うん!」
鬼羅さんも、仕方なく折れてくれた。
何かできることがあるのなら。
私だって役に立ちたい。
私は、お母さんと鬼羅さんを会わせたいんだ。
鬼羅さんは、違うの?
「とにかく、あちこちに散らばっている鬼たちに伝達するのと、ここの後始末をして明日にはここを発とう」
こうして、私たちは言い伝えとして残るその秘島へ向かうことになった。