嘘ツキの世界

「七星、愛美、よお!」

前から来たのは私の幼なじみの

田中颯斗(たなかりくと)だ。

そして私の初恋の相手、でもある。

「颯斗 おはよう。」

〝うわぁ~相変わらずキモいな 七星 。〟

そう 、 思ってるのね。

わたしにはわかる

人間の心の声、嘘が。

なんで子供の頃あんな約束をしたんだろう

まだ

まだ颯斗のことが好き。

< 4 / 129 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop