極道に愛されて。
琉斗さんの布団に入ると、後ろからギュッと抱きしめられた
それがとても心地よく感じる
この温もりを感じられるのも、今日が最後なんだ…
しばらく経つと、規則的な寝息が聞こえてきた
月明かりに照らされている時計の針を見てみると、23時を過ぎたところを指していた
静かに琉斗さんの腕から抜け出し、荷物を片手に持ち、テーブルの上に手紙を置いた
交戦後で疲れがたまっていたのか、すでに寝静まっていた
そんな神楽の屋敷から静かに出ていった…
神楽のみんな…
突然いなくなってゴメンね…
そして…
今までありがとう…
私は、一筋の涙を流し、心の中でそう呟いた…