極道に愛されて。
帰ってこいよ…
私は、どこに向かって歩いているのだろう…
今は何も考えられず、右も左もわからない
気がつけば、私の家に来ていた
だけど、過去を話した以上、この家は琉斗さんに知られてしまった
この家からも離れなくてはいけない
そう思い家に背を向けると、目の前に一人の男が姿を現した
「やぁ、久しぶりだね。」
赤紙に、十字架のネックレス…
「大和淳二…。」
「覚えてたんだ。」
「一日もお前を忘れたことなんてない!」
暁を…竜を殺したお前を忘れるわけがない