極道に愛されて。
《琉斗side》
交通ルールなんて完全無視で大和組までやってきた俺達
これでもかってくらいに車を飛ばしたが、その時間さえももどかしかった
でも、もうそんな時間は存在しない
俺は、ここで戦うのみだ
門の前に立った瞬間、俺はその扉をバコンという派手な音をたてながら蹴り破った
「誰だ?!」
「神楽組、組長、神楽竜也。」
「神楽組、若頭、神楽琉斗。」
こんな自己紹介なんざしてる暇ねぇんだよ