極道に愛されて。
「親父、捺希を連れて絶対神楽に帰る。だから、家で待っていてくれ。行ってくる。」
珀は、親父に会釈をし、俺の後からついてきた
大和の屋敷の中は、とても静かだ
人がいるとは思えないほどに…
本当に捺希はこの屋敷にいるのだろうか?
そう不安になってしまう
そして、一番奥の部屋に着くと、他の部屋とは造りが違うとひと目でわかった
頑丈で、人を寄せ付けないような雰囲気を醸し出している
だが、俺はそんなことは気にせず、思いっきり扉を開いた