極道に愛されて。
いくらでも愛してやる
《捺希side》
真っ暗な空間で一人うずくまる私
何も見えない暗闇の中、私の前に一つの光が差し込んできた
何なんだろうこの光は…
足元から、真っ直ぐに伸びた光
私は、その光を辿って進んだ
長く長く続くその光は、どんどん上へと向かっているように見える
このまま進んでいいのだろうか…
でもなぜか進むにつれて、私の心が暖かくなる
「捺希…」
誰?
「戻ってこい…」
この声、私知ってる…
「俺は待ってるぞ。」