極道に愛されて。
「波留は生きたくても、生きれなかったのにって、思った。
でも、時折見せる捺希の切ない表情は、さらに俺を夢中にさせた。
気がつけば、俺は捺希なしじゃ生きていけない程にまで俺の気持ちは捺希に染まってしまった。
この捺希への気持ちは、これから先も変わらない。」
「私も、この気持ちは変わらないよ。琉斗さんが大好き。
言ったでしょ?“もう絶対離れない”って。」
そのたった一言が、乱れた俺の心を沈めてくれる
「捺希。」
「ん?」
「愛してる。」
なんど伝えても足りないくらい、俺は捺希を愛してる
その気持ちに応えてくれたかのように、捺希は俺の身体に腕を回し強く抱きしめた
お互いを知り、疑うことはもうない
あとは、二人で進んで行くだけ
もう、過去にとらわれなくていいんだ
やっと、縛られていた過去から放たれた気がした…