極道に愛されて。
名前も知らない女に
《琉斗side》
いつもと変わらない一日がもうすぐ終わろうとしている
一般人とはかけ離れた生活をしているのは確かだが……
俺は堅気ではない
極道の世界で生きている
“若頭”それが俺の立場
そのせいで、恐れられ、少し顔がいいせいか、ケバい女にはモテる
そして、俺の右腕である珀の運転で帰宅していると、急ブレーキがかかった
「申し訳ありません 突然女が飛び出してきまして……。」
はぁ?女が飛び出してきた?
自殺か?