極道に愛されて。


唯一外の様子を見ることができる窓に近寄り、外の様子を伺った



部が悪すぎる



お父さんたちがいないことで、相当な戦力が削られているし、相手の人数が多すぎる


神楽が約30人に対し、相手は約200ほどいる


神楽が弱いんじゃない


むしろ強いけど、強さだけじゃ無理があった


琉斗さんは、周りの組員を庇い、既にボロボロだ


琉斗さんが一番重症だが、組員も多少の怪我を負っている



もう、見てらんない…



意を決して、私は琉斗さんの前に姿を現した…



闇の格好なんてしない



私は私の意思で流斗さんを守るから…




「捺希っ?!何してる!さっさと中に戻れ!!」




私にいちはやく気がついた琉斗さんが叫んだ


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