キミがくれる、あるがまま。

「萌ちゃん、おつかれさま。」




すべてが決め終わって、モリッキーの声で、休み時間になると、クラスのみんなも、騒ぎ始め、麦ちゃんは、私ににっこり笑ってくれた。




学級委員なんて、初めてだ・・・




「うん、ありがと。・・・なんか疲れた。慣れてなくて。」




椅子に座ると、疲れが出るようで、私は頬杖を着く。




「だね! まぁ、トモが一緒にやってくれるなら、大丈夫でしょ!」



麦ちゃんは、にっこり笑って、トモはこうゆうのに向いてると、トモの方を向いて笑っている。




「でも、意外。トモが、相原を指名するとはな。」




「まぁねぇ。」





私たちの会話を麦ちゃんの隣で、聴いていた桜木くんは、首を傾げて、私を見た。




私も、それはびっくりだよ・・・




「でも、トモが一瞬で決めた相手が、萌ちゃんなんだから、少なくとも、萌ちゃんを気にいってるんだと思うよ?萌ちゃんとなら、やっていけそうだと、思ったんじゃない?」




麦ちゃんは、自分の席で、友達としゃべるトモをちらっと見る。




「トモには、相原みたいなクールで賢い人があうよな。」



桜木くんも、麦ちゃんの言葉に頷いていた。




萌ちゃんはクールだけど可愛いよ、と麦ちゃんは、桜木くんに付け加えている。



やっぱり、私はクールに見えちゃうんだ・・・












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