キミがくれる、あるがまま。

麦ちゃんは、嬉しそうに笑う。


もっと、仲良くなりたいなぁ。
私からも、もっと話かけてみようかな・・




「・・・麦っ、何で先行くんだよ。」




そう思い麦ちゃんを見ると、もう一人、麦ちゃんに話かける男子が麦ちゃんの隣の席に座る。



麦ちゃんの隣の席なのかな？
誰、だろう？




「だから、お手洗いに先に行くって言ったでしょうが！全く、ちゃんと人の話を聞きなさいよ、隼人。」



「・・・そっか、悪い悪い。」



麦ちゃんは、その男の子にチョップを食らえると、その男の子は、すごく痛そうだった。





「あ、萌ちゃん。このバカは桜木隼人（さくらぎはやと）だよ。私の幼なじみでね、私の彼氏！！」




麦ちゃんは、指を指して紹介してくれる。



「彼氏さんだったんだぁ、仲いいね。」



麦ちゃんは、良くないよ～、と笑っている。麦ちゃんが紹介したから、私も桜木くんを見ると、桜木くんも私を見てにっこり笑う。