ずっと、そばにいたい
校庭が見える。
中央で遊んでる生徒はさすがにいないが、端の方でたまってる生徒はいる。
――そして、正面には旧校舎。
「!?」
今気づいた。
うっわぁ~ビッッックリした~~!
心臓出るかと思った、本気で…。
「…このベッドに寝かせたのは、先生の嫌がらせじゃないよね…」
まさか、ね…偶然だよ、ね?
「……」
…う~ん。
「……」
う~ん…。
「…ダメだ」
全っ然落ち着かない!!
ぜっっったい嫌がらせだよね?
酷くない!?
そりゃ悪いって思ってるよ?
でも!これはないよ先生!!
「休むにも休めないし…」
なかなかの腹黒だよね、じゃなかったら天然、ド天然。
「……はぁ」
思わず出たため息。
おかげで肩の力が抜けた。