ずっと、そばにいたい
銀狼
―――カチ、ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ
目覚まし時計の音が鳴り響く。
…やっぱうるさい、この音。
ゆっくりと体を起こしたら頭痛がした。
昨日より痛い…よくならないなぁ。
ピピピピピピピピピピピピ
…二度寝しよっかな…学校もやっぱり……。
ピピピピピピピピピピピピ
「……」
ピピピピピピピピピピピピ
「……」
ピピピピピピピピピピピピ
「ああもう」
ピピピピ――カチ。
目覚まし時計を少し乱暴に止めた。
「…起きればいいんでしょ、起きれば」
二度寝を止めて、ベッドから立ち上がった。
……ねむ。