クローバー♧ハート - 愛する者のために -
もう、また生意気言って……でも、きっと凄く楽しかったんだろうな。
でもそろそろお昼頃だし、休憩がてら昼食の時間にしよう。
「二人とも~、そろそろお昼にしましょう」
私の声に反応し、二人とも起き上がって駆け寄ってくる。
「ハル~、のど乾いたぁ」
「あ、俺にも下さい」
ふふっ、お弁当より水分補給の方が先か。
二人に水筒に入ったお茶を、コップに汲んで渡した。
すると二人とも一気に飲み干して、同時にお代わりを求めてきたり
随分と息が合っている様子。
それから私たちは楽しく昼食をとり、また二人は食後の運動とか言って
キャッチボールを再開。
私も時々入ってしてみたけれど、暴投が続き「ハル、どこ投げてんだよ」って悠に怒られてしまった。
護くんから、投げ方をレクチャーしてもらったけれど
なかなかコツが掴めず、あえなく断念。
やっぱりスポーツは苦手だ。