クローバー♧ハート - 愛する者のために -
――――――
――――
――
あれから数日。
一見、普段と変わらない毎日が過ぎていっている。
だけど私達の間には、薄い壁ができたようにぎこちない。
結局悠を傷つけただけで、何も解決出来ていないんだから当たり前か。
だれど……自己中だと言われるかもしれないけれど、やっぱり寂しい。
七月に入って初夏の風が舞う中、今私は悠と二人で休日の公園を散歩している。
その二人の間には、ほんの少しだけ距離があいていた。
いつもなら手を繋いで、離れないようにしているのに――。
悠は、今何を思っているんだろう。
「悠?」
「……なに?」
少し間があいて、返事が返ってくる。
だけど彼の顔は正面を向いたまま、私を見ようとはしてくれない。
怒っているのか、何かを考えているだけなのか――。
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あれから数日。
一見、普段と変わらない毎日が過ぎていっている。
だけど私達の間には、薄い壁ができたようにぎこちない。
結局悠を傷つけただけで、何も解決出来ていないんだから当たり前か。
だれど……自己中だと言われるかもしれないけれど、やっぱり寂しい。
七月に入って初夏の風が舞う中、今私は悠と二人で休日の公園を散歩している。
その二人の間には、ほんの少しだけ距離があいていた。
いつもなら手を繋いで、離れないようにしているのに――。
悠は、今何を思っているんだろう。
「悠?」
「……なに?」
少し間があいて、返事が返ってくる。
だけど彼の顔は正面を向いたまま、私を見ようとはしてくれない。
怒っているのか、何かを考えているだけなのか――。