クローバー♧ハート - 愛する者のために -
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そしてお泊り会の日はあっという間に来て、朝からバタバタ。

いや、前の日に用意するものは準備出来ていた。

なのに、なんでこんな日に限って雨が降るんだろう。

お陰で雨傘やカッパ、それから着替えとタオルを余分に用意する羽目になった。



「ちょっと、ハル。ドライヤー付けっぱなしだったよ」



洗面所から顔だけを出して、注意喚起。

ヤバい……さっき髪を整えて、切るの忘れてたんだ。

悠、様様だわぁ。



「あー、ゴメン。あ、悠行く用意はできてる?」

「当たり前でしょ。ハルは……まだだね」



呆れたようにため息を付きながら玄関に向かう悠。

毎度毎度、すみません。私待ちですよね。



「もう直ぐ出来るから」


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