思い出してはいけないこと(仮)加筆修正進行中
「おはよう〜。なんかいい匂いがする?」
「おはよう、透」
「ああ、優那ちゃんか。もしかして朝ごはん作ってくれたの?」
「うん、早く目が覚めたから」
「うわあ、美味しそう。俺より上手いんじゃない?」
「ううん、透には敵わない」
そのあと、透に続くように真と夕が起きてきた。
蒼空は相変わらず寝ているようだ。
「私、蒼空のこと起こしてくるね」
「えっ!」
皆して戸惑いの顔を見せる。
「え?」
「い、いやあ、僕が起こしてくるよ」
「そ、そうだね、夕が起こしてくるほうがいいんじゃないかな」
「俺はどっちでもいいけど」
「?いいよ、私が行くから」
なんだか良くわからないまま、蒼空の部屋の前まで来た。
ノックをするけど、反応がないのは当たり前で、部屋に入ると、ベッドに膨らみがある。
「蒼空、朝だよ。ご飯も出来てるから」
肩を揺すると、簡単に目を開けた。
「……」
ぼうっとした眼差しで、私の目を一点に見つめて逸らさない。
「どう……したの?」
「昨日_____」