羽ばたけなくて
素直
長かった夏休みも今日で終わる。
連日の熱帯夜が嘘のように、
今は秋を感じさせる風が吹いている。
これから木々が色づき始めるんだと実感させるその風が、
私はたまらなく好きだ。
街中を艶やかな色で染める紅葉が待ちきれない。
あれから美園と大志から連絡がないままだ。
雅也ともあんな別れ方をした日から、
また1通もメールは届いていない。
「またメールするから」
別れ際に言われたそれは一体いつ届くのだろう。
そう言えばあの時の雅也は、
私の知る彼とは違ってみえた気がする。
学校で見せる冷静で落ち着きのある姿ではなく、
情熱的で自分の感情をさらけ出しているように思えた。
でも、それはなぜだったんだろう。
連日の熱帯夜が嘘のように、
今は秋を感じさせる風が吹いている。
これから木々が色づき始めるんだと実感させるその風が、
私はたまらなく好きだ。
街中を艶やかな色で染める紅葉が待ちきれない。
あれから美園と大志から連絡がないままだ。
雅也ともあんな別れ方をした日から、
また1通もメールは届いていない。
「またメールするから」
別れ際に言われたそれは一体いつ届くのだろう。
そう言えばあの時の雅也は、
私の知る彼とは違ってみえた気がする。
学校で見せる冷静で落ち着きのある姿ではなく、
情熱的で自分の感情をさらけ出しているように思えた。
でも、それはなぜだったんだろう。