羽ばたけなくて

title：no title

text：うん、わかった。

　　　私は家で待っていればいいのかな？


簡潔にまとめて雅也へメールを送信する。

雅也のメールには

こっちにくるっぽいことが書いてあった。

ということは、今から私の家に来るということだよね？

だから、

私はここで雅也が来るのを待っていればいいんだよね？

そんなことを考えながら

携帯電話をきゅっと握り締めたまま、

雅也からの返信を待つ。

もう、私の心臓は

壊れてしまいそうなほどに波打っている。

すると5分もしないうちに

握り締めている携帯電話が鳴った。

慌てながらも携帯電話をゆっくり開き、

確認ボタンを押した。