Blue Love~君との恋が海色に染まる~
「・・・・・・ここは?」


五分ほど歩いてついた場所は、誰もいない綺麗な海だった・・・・・・。


「綺麗な海だろ?ここ、俺のお気に入りの場所なんだ。」

「え?そうなの?」

「ああ、母さんと二人でよく来てたけど・・・・・・母さんは、俺が中学一年の時に病気で倒れて、ずっと寝たきりの状態だから、それ以来はあんまり来てない・・・・・・。」

「え・・・・・・。」


そうなんだ・・・・・・。


「母さん以外のやつとここに来たのは、青山が初めて。」

「え・・・・・・?」

「父さんは、海とかあんまり好きじゃないから、一回も来たことがないんだ・・・・・・。」


・・・・・・そんな・・・・・・。
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