Blue Love~君との恋が海色に染まる~
「・・・・・・青山?」



池高君が、私の顔を覗き込む。


「・・・・・・俺、青山に何かしちまったか?」


「・・・・・・違う、違うの・・・・・・。私、池高君と両想いになれたのが、嬉しくて・・・・・・。思わず、涙がっ・・・・・・。」



私が手で顔を隠して泣いていると、池高君は私の手をどかして、指で涙をそっと拭ってくれた。



「・・・・・・青山がそう思ってくれてるなら、俺は十分嬉しい・・・・・・。」

「・・・・・・池高、く、んっ・・・・・・。」
< 282 / 373 >

この作品をシェア

pagetop