Blue Love~君との恋が海色に染まる~
「・・・・・・姫月さん・・・・・・。」





姫月さんだった・・・・・・。


姫月さんは、私服姿で、手には花束を抱えていた。




「・・・・・・裕也のお見舞いに来ただけよ。」

「そ、そう・・・・・・なんだ。私もついさっき、来たところ・・・・・・。い、椅子・・・・・・ここにあるから。座って。」

「・・・・・・。」





姫月さんは、椅子に座った。






病室には、気まずい空気が流れている。


何か会話をしたほうがいいのかな、と思っていると、姫月さんが口を開いた。
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