Blue Love~君との恋が海色に染まる~
「・・・・・・裕也、目覚まさないの・・・・・・。」


「・・・・・・ねえ、海。裕也とのお気に入りの海って・・・・・・あったでしょ?」

「・・・・・・え?」

「聖から聞いたわよ。二人には、お気に入りの大切な海があるって。」

「・・・・・・泉谷君から?」

「その場所に行って・・・・・・写真を撮ってきて、ベッドの傍に飾っておけば?裕也が早く目覚めるように、お守りとして・・・・・・。」





・・・・・・私と裕也の、お気に入りのあの海・・・・・・。


確かに、良い考えかも・・・・・・。





「・・・・・・私、写真撮りに行ってくるね。」




「・・・・・・頑張れ、海。」

「・・・・・・ありがとう。・・・・・・愛莉。」
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