Blue Love~君との恋が海色に染まる~
私はチラっと、裕也の顔を見てみる。



裕也の顔には・・・・・・まだ、男に殴られた傷が残っていて、顔が少し赤くなって腫れている。


まだ、痛いのかな・・・・・・?


足だって、まだ包帯を巻いている・・・・・・。





裕也の痛々しい傷跡を見ると・・・・・・私は裕也の彼女なのに、あの時裕也を守ることができなかった罪悪感を感じてしまう・・・・・・。







「・・・・・・ケガ、まだ痛い・・・・・・?」

「え?全然。痛くない。」



裕也は笑って言った。



きっと・・・・・・私に心配かけないように、笑ってくれているんだ・・・・・・。
< 348 / 373 >

この作品をシェア

pagetop