Blue Love~君との恋が海色に染まる~
「あら、海。もう行くの?」

「うん。」


家を出ようとしたとき、お母さんに声をかけられた。


「海・・・・・・最近、学校で何かあったの?」

「え?」

「だって・・・・・・最近、元気ないじゃない。」


「・・・・・・。」


お母さんにまで、心を見透かされてる・・・・・・。

でも、お母さんに心配かけたくない・・・・・・。


「・・・・・・全然。何もないよ。普通。」

「そう。それならお母さん、安心だわ。」


「じゃあ、行ってきます。」


家を出て歩いていると、胸が痛くなった・・・・・・。


お母さん、ごめんなさい・・・・・・。

私・・・・・・辛いよぉ・・・・・・。

田舎者だって、バカにされて辛いよぉ・・・・・・。


私は、気を重くして学校へ向かった。
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