Blue Love~君との恋が海色に染まる~
クイッ


私は、姫月さんのジャケットを軽く引っ張った。


「ん?どうしたの、海ちゃん。」

「あ、あの・・・・・・。」


私は、勇気を出して言った。


「ご、ごめんなさいっ・・・・・・。私、高所恐怖症と・・・・・・絶叫系苦手だから、ゼットコースター乗れないの・・・・・・。」

「え?!そうなの?!ごめんね!海ちゃんがジェットコースター無理なの、気づかなかった!」



姫月さんは、申し訳なさそうに、私に謝ってくる。

謝るのは私の方なのに・・・・・・。


姫月さんは池高君に似て、こういうときでもずっと優しい・・・・・・。
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