【短編】 遊ぼ。
「月歌ちゃん!!」
 亜季のお母さんが私の家の前に立っていた。
 空はすでに真っ暗になっていた。
 
 「さぁいきましょう!亜季は、多分、商店街の暗い路地付近にいると思います。」

 「……。わかったわ。さぁ!」

 私と亜季のお母さんは、商店街まで全力疾走した。

 

 商店街に着いた。商店街は、電気がついてなく、夕方とは、まったく違っていた。
 人も一人もいない。

 亜季とあの子がいた路地を見つけた。

 「あの路地です!!!」
 
 亜季のお母さんは、速攻走っていった。

 「ハッ!!!…。」

 「あ…亜季…??」

 亜季は、血まみれで倒れていた。
 頭は頭蓋骨が見えていて、体の所々が、えぐれていた。

 悲惨すぎて、私は声が出なかった。

 「亜季??しっかり!! 月歌ちゃん!救急車!早く!」
 「ハッ…ハイ!  ピッピピピ…」
  
 -プルルルル…プルルルル…-

 早く! 早く出て!

 ガチャ―

 「ハイ、救急センターです。」
 救急センターが電話に出るのは、遅かった。

 「もしもし。??救急車!!救急車を早く!」
 私は、慌てていた。

 「落ち着いて!地区名は?」

 「商店街!!商店街の路地!!!早く!大変なんです!」

 「わかりました。すぐに向かいます!!!」

 ―ガチャ
 
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