夏休み*とある姉弟のお話(話を追加更新中)
振り向くと、無駄に整った顔をしている露崎遥(つゆざき はるか)がいた。
栗色の髪に、茶色の瞳の二重。
小顔で身長が高くスタイルが良くて、それに加えて成績優秀で運動神経抜群ときた。
なのに、気取らず、誰にでも平等に接してくれる紳士と学校では謳われている男。
『誰にでも優しい露崎遥』って言われてるけど、なぜかあたしにだけあたりが強い。
そして、そんな露崎遥は北斗と同い年で親友らしい…。
あたしはいつも敬語で何を考えてるかわからない笑顔が嫌いだ。
「…北斗は?」
「さぁ、どこでしょうね」
そして、冒頭に戻る。