夏休み*とある姉弟のお話(話を追加更新中)
「……なんで露崎遥までついてきてるわけ?」
「俺が一緒に来てたらいけないんですか?」
「そういうわけじゃないけど…」
だってあたしが嫌だって言うことをよくやってくるし…。
それに露崎遥は性格どうのこうのを抜いたとしても、美形だから嫌でも人の目を惹く。
否、他の二人も美形だけどさ。
浮き輪で浮いてるあたしの周りには美形が3人。
一人弟の、一人幼馴染の、一人はよくわかんないの。
それに対して浮き輪に浮いてる、奏多曰くちんちくりん。
絶対周りの人の笑いものだよね…。
あはは…アハハハ…。
今だって周りにいるボン・キュッ・ボンのお姉さん方の熱い視線が…。
「ルリ昔流れるプールで潜水ー!とか言って潜って、前のおじさんのケツにぶつかってたよな」
「あ!そんなことあったー!」
「あー、そんなことあった気がする」
奏多の言葉にあたしと北斗が反応し、露崎遥だけ首を傾げている。
あたしの浮き輪に肘をついて笑ってる奏多。
…てか、今気づいたんだけどみんなから勝手に離れちゃったけど良かったのかな?