Breblly I 〜オオカミとアカずきんは恋をした〜
「・・・ねぇ、レンは私と一緒にいたい?」
「変な質問だなぁ。」
「真剣に聞いてよー!」
ケラケラ笑ってるレンに私はムッとして頬を膨らませて見せた。
「決まってんじゃん。・・・一緒に居たい。」
「いっぱい傷付いても?」
「うん。」
「皆に敵に回されても?」
「もう回されてるよ。」
「死ぬ・・・かもしれないよ?」
本当にいいの・・・・?
「言っただろ?今を大切にしたい・・・って。」
レンはニカッと笑って私の手を強く握った。
銀色に光るその目に・・・迷いはもうなかった。
「・・・・レン。」
私ももう迷って無いはず・・・。

「リンゼ君は今どこ?」


今を大切にー・・・・




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