Breblly I 〜オオカミとアカずきんは恋をした〜
やがて私達はそれなりの年頃になってなかなか会う機会はなくなった。何せ彼も国の跡継ぎになる者で、私達はそれぞれの次の王になる準備をしなくてはいけなかったからね。だか私は、そんな忙しさにくじけそうになる事が多々あった。でもそんな時、私の側でいつも支えてくれたのがターナだったんだ。お前のお母様だよ・・・アカ。
私はそんなターナを愛おしく思えた。そして王家に迎えられる準備が出来たその時、私はターナにプロポーズをした。彼女は大きな目をさらに大きくして嬉しそうに涙しながら頷いてくれた。
実はその頃、屋敷に一通の手紙が届いていた。
ジャスからだ・・・。
手紙によると、ジャスもつい三日前に式を挙げ正式に王になったらしい。
私達は久しぶりに会おうと約束をして、あのブレブリーの花畑で会うことになったんだ。確か・・・あの時は夏で猛暑の日だったと思う。私達がそれぞれ嫁を連れて再会した時、ターナ達の顔が少し赤かったのは暑さのせいかと思い、その時はまだ気にすることもなかった・・・。
「またな。元気でいろよ!」
「お前もなっ!」
またな・・・なんて言ったが結局それっきり私達が会うことはなくなった。
私はそんなターナを愛おしく思えた。そして王家に迎えられる準備が出来たその時、私はターナにプロポーズをした。彼女は大きな目をさらに大きくして嬉しそうに涙しながら頷いてくれた。
実はその頃、屋敷に一通の手紙が届いていた。
ジャスからだ・・・。
手紙によると、ジャスもつい三日前に式を挙げ正式に王になったらしい。
私達は久しぶりに会おうと約束をして、あのブレブリーの花畑で会うことになったんだ。確か・・・あの時は夏で猛暑の日だったと思う。私達がそれぞれ嫁を連れて再会した時、ターナ達の顔が少し赤かったのは暑さのせいかと思い、その時はまだ気にすることもなかった・・・。
「またな。元気でいろよ!」
「お前もなっ!」
またな・・・なんて言ったが結局それっきり私達が会うことはなくなった。