Breblly I 〜オオカミとアカずきんは恋をした〜
顔を上げると一人の男がオレの前に立ちはだかっていた。
誰だよ・・・この男。
そいつは他の人達とは違ってオレが動いても一歩も引かなかった。
「誰だ君は!下がりなさい!!」
「ざけんなっ!俺はこいつに話があるんだ!!」
そいつは俺に近づこうとしたけど二人の男に腕を掴まれ止められてしまった。その間に他の奴に後ろから押され、その男の前を通り過ぎたあと、後ろから大きな声でオレを呼ぶ声が聞こえた。
「俺の名はアラン!アラン・ソグ・クラウンだ!!アカの友達で幼い頃から一緒だった!お前はアカが好きなんだろ!?掟を破ってでも一緒になった仲なんだろ!?だったら死ぬ気で守れ!!アカを死なせたりしたら俺が許さねぇからな!!」
こいつ・・・・
「もしそうなっても、最後まで答えを探せよ!?見つかるまで帰ってくんじゃねー!!」
「!?何でそのことを!!?」
オレが戻ろうとしたら「前を向け」と言われ、それ以上振り返ることが出来なかった。
「レンッ!俺はお前を信じてる!!」
「っ!!」
アランと名乗る男の姿はよく見えなかったけどあいつの声と気持ちだけは背中にいつまでも響いていた・・・。
『信じてる』
この言葉が胸の奥に届いて泣きたい気持ちになる・・・・。
不思議とアランとは始めて会った気がしないんだ。あんな奴が側にいたなら今のオレはもっと強くなっていただろうか・・・?
「アラン・・・か。」
言われなくても最後まで守るっつーの!・・・・ばーか。
誰だよ・・・この男。
そいつは他の人達とは違ってオレが動いても一歩も引かなかった。
「誰だ君は!下がりなさい!!」
「ざけんなっ!俺はこいつに話があるんだ!!」
そいつは俺に近づこうとしたけど二人の男に腕を掴まれ止められてしまった。その間に他の奴に後ろから押され、その男の前を通り過ぎたあと、後ろから大きな声でオレを呼ぶ声が聞こえた。
「俺の名はアラン!アラン・ソグ・クラウンだ!!アカの友達で幼い頃から一緒だった!お前はアカが好きなんだろ!?掟を破ってでも一緒になった仲なんだろ!?だったら死ぬ気で守れ!!アカを死なせたりしたら俺が許さねぇからな!!」
こいつ・・・・
「もしそうなっても、最後まで答えを探せよ!?見つかるまで帰ってくんじゃねー!!」
「!?何でそのことを!!?」
オレが戻ろうとしたら「前を向け」と言われ、それ以上振り返ることが出来なかった。
「レンッ!俺はお前を信じてる!!」
「っ!!」
アランと名乗る男の姿はよく見えなかったけどあいつの声と気持ちだけは背中にいつまでも響いていた・・・。
『信じてる』
この言葉が胸の奥に届いて泣きたい気持ちになる・・・・。
不思議とアランとは始めて会った気がしないんだ。あんな奴が側にいたなら今のオレはもっと強くなっていただろうか・・・?
「アラン・・・か。」
言われなくても最後まで守るっつーの!・・・・ばーか。